P360のテスト領域
言語にはSpeaking/Listening/Reading/Writingと4つの視聴覚、能受動スキルがありますが、グローバルビジネスの現場においてこれらは同じく等しい価値をもっているわけではありません。

P360は4大言語スキルの中でSpeakingとListeningを重視しています。現代のグローバルビジネスが求める人材、その人材像に適合するように評価項目の選定をしています。その理由を3つ以下にてご紹介しています。
S/Lフォーカスの理由①
アジア・中東地域におけるAlphabet識字率の向上


アルファベット教育は過去25年間でヨーロッパは当然のことながらアジア・中東でも教育制度として充実してきています。その結果、読み書きが出来て、話す聞くが出来ない人口が多くなりました。スピーキングが出来る人はそれを文字におこしてライティングすることも可能です。しかしライティングが出来ても、スピーキングが出来るとは限りません。同様に聞き取る(Listening)の方が読む(Reading)より難度が高いため、P360ではより難しいものをベースにその他のスキルを判断するテストとして実施しています。
S/Lフォーカスの理由②
グローバルで主流のビジネス文化


グローバル環境のビジネス現場においては、メールよりも電話、資料よりも会議が重要視される傾向にあります。
特に日本と韓国ではビジネスにおけるメール文化が発展したため、比重が反転している業界や業種も存在しますが、グローバルビジネスにおいては依然として聴覚言語スキルの方が視覚言語スキルよりも主流です。また、勤務時間においてもグローバル環境のビジネス現場は休日や残業削減が重要視される傾向にあり、コミュニケーションの更なる最適化とスピードアップが要求されます。その際、メールを書いたり資料を作ったりするよりも、話をして説得したり情報交換をした方が効率的なことが多い。こういったグローバルビジネスの傾向に沿ってP360は評価しています。
S/Lフォーカスの理由③
意思決定スピード重視


事業参入、撤退判断、プロダクトローンチ、ビジネスには多くの決め事があり、どの部門やセグメントにおいても競合他社やライバルとの競争は切って切り離せるものではありません。そしてそれらの勝敗を分かつ1つの要素として意思決定及び議論のスピードがあると考えています。他社より早く他社より良いサービス・製品をつくり、他社より早くマーケットに参入する、その全てのプロセスにスピード(即応的ビジネス会話力)が求められるのです。